こんにちは、ノンママです。
今ノン君は約2週間のSAPIXの通塾お休み期間にいます。
6年生が受験本番を迎え、SAPIXの先生方もそれのサポートに全力投球中だからです。
このお休みの2週間をどう有効に使うべきか、ノンママもいろいろと考えました。
その結果、ちょっとした実験をしてみています。
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2週間の使い方で悩む
新四年生でSAPIXが始まってから、こんなに長いお休みはなかったと思います。
夏休みも、お盆のお休みを除いて夏期講習が中1~2日休みで入っていたし。
SAPIXの授業がないということは、その授業の復習にいつも当てている時間を、何か他のことに充てられるということを意味するので、その時間をいかに有効に使うかで差も出てくるものだと思います。
ノンママは最初、ここぞとばかりに今までの総復習のスケジュールを入れようか、市販の新しい問題集でも買って取り組ませようか・・・と悩みました。
きっと子供の状況によってはそれも正解ですよね!
でも、ノン君にとってそれが正解なのか。う~ん、何かもっと大事なことを忘れている気がする、と思ったのです。
その忘れているもののヒントをくれたのは、先日行われたSAPIX保護者会でした。
「今までは親がびっしり張り付いて家庭学習を見ていらした方もいらっしゃると思うのです。5年生になってからは、その手綱をすこーしずつ緩めていくようにお願いします。これは親が子供の勉強を放置する、無関心になるという意味ではありません。時間配分からその日やること、やる順番まで親が関与していたのなら、それを段階的にやめていき、親は進捗していることをもう一段上からしっかり見守ってほしいのです。」
と、こんな感じのお話でした。
そして、こうもおっしゃっていました。
「手綱を緩める適期は子供の精神年齢によって変わってきますから、お子さんのことを一番理解できている親御さんがいつにするのか調整してください。適期は5年のはじめかもしれないし、5年の後半かもしれない。そして管理を緩めるとほとんどの子の成績は一時的に下がりますが、それは6年生を最後まで走りぬくためには必要な過程です。」と。
これを聞いて探していた何かはコレだな! と思ったわけです。
そして、この貴重な2週間のSAPIXなし期間を、集中的な勉強そのものに充てるのではなく、もっと仕組み的な “どう取り組むか?” を親子で向き合う期間にしてみました。
休み明け2/8は復習テスト
2週間の休み明け初日は復習テストが予定されています。
これはこの2週間でしっかり勉強してね!という先生からのメッセージのようですね。
そして、復習テストといえば、年間3回ほどしかチャンスがない、クラス昇降のないテストですよね。
そこでノン君と「これは実験してみるチャンスなのでは?!」と話し合いました。
THE “親の関与を減らしていく実験” です。
実験がうまくいかなくて一時的に成績が下がっても、クラスが下がることはないから精神的ダメージが少ないですよね。
ノン君はのんびり屋さんな性格ですが、一番上のクラスから落ちることには一丁前に危機感を感じているので、復習テストの機会でないとこの実験の提案には乗ってくれなかったと思います。
“親の関与を減らしていく実験”を開始
具体的にどんな実験かというと。。。
- (ノンママ)テスト前にやるべき全項目のPick-upをする
- (ノン君)どの日にどの項目をやるかを決める(スケジュール帳に記入)
- (ノン君)スケジュール帳に従って勉強を進める
- (ノン君)勉強を進めながらの変更は、自分の判断でして、スケジュール帳にも修正を加える(今日はもうこれで終わり!とか、明日の分も先にやっちゃおう!とか、これはもう一回あとでやり直し!とか)
- (ノンママ)ノン君の記入・修正したスケジュール帳に従ってやっていることの確認と、丸付けをする
こんな感じのプロトコールです。
今までは手順2と4もノンママがしていました。
要は勉強スケジュールは完全ノンママ管理でした。(恥ずかしながら)
ノン君は自分の理解度とか考えなくても、やるって決められていることをこなせばOK!だったんです。おんぶにだっこでした。
それが、この実験期間は、いつ何をやるか全部ノン君まかせです。
究極を言えば「今日は勉強一切しないんだ―!TV見まくってやる~!」と、これもありです。
でも、その帳尻も自分で合わせる必要がある訳です。。。
もう親が「あら、これじゃあ回りきらない、それならこれをこうしてこうして、ほら、何とか収まった^ ^」とか、調整してくれないですから。
自由には責任が伴う、ということですね。
肝心の実験結果の解釈方法ですが、
- 2月復習テストの成績は今までの方法と比べてどうなるか?
- ノン君&ノンママの精神的ストレスは今までの方法と比べてどうなるか?
このあたりが成功か失敗かな判断材料になるでしょうか。
でも一時的に判断材料がマイナス評価だったとしても、6年生の2月までの道のりを考えると、一時的なPainとしてとらえて良しとしようかと思っています。
今回がダメだったからと完全に元に戻すのではなく、どうしても無理があったという部分だけを元の方法に戻しながら、最終的にはこの実験でやっている勉強の仕方をノン君もノンママもマスターしていくしかないと思っています。
5年の後半には手順1「テスト前にやるべき項目のPick-upをする」もノン君ができるようになるといいな、と思っています。
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今までの経過報告
ノン君、最初は楽しんでいました。自分で決めるにワクワクすらしていました。
でも徐々に現実が見えてきて「えー!こんなにやることあるの?今までのテストの時もこんなにやってたっけ?」と(苦笑)。
これまでの1年間は目の前に出された教材をただこなしていれば良かったので、勉強の全体量が見えていなかったんだと思います。
ノン君はやることの山に初めて直面し、徐々に精神的に参ってきている気配です。
「うんざり・・・」って書いてある顔で勉強しています(笑。
とはいえ、平日でも毎日TVを1時間以上見ているし、ピアノも1時間以上弾けているので、なんだかんだ言って勉強時間としてはまだまだ余裕があるのかな?と横でそっと見ています。
まとめ
同じ新5年生のSAPIX生をもつ親御さんからみたら、そんなにおんぶにだっこだったの?今更そんな低レベルの実験をやってるの?とびっくりされてしまうのかもしれません。
でも、のんびり屋ノン君は、のんびり屋さんで何をするにもゆっくりで、まだまだ精神年齢の低い無邪気なおこちゃま男子なので、包み隠さない実状としてはこんな感じです。
目的意識をもって、先を見越して効率的に行動する、とか、まったく正反対の思考回路で生きているような子です。(まったく残念なことに・・・)
唯一救いなのは、彼に志望校への熱い憧れの気持ちと、その先の自分の人生の希望があり、今の自分の成績を維持したいという確固とした気持ちはある、ということ。
そんなこんなで、早速ほころびが見えつつある2月8日の復習テストに向けた今回の実験、さあどうなることか。
ノンママもどんな結果になるのか、楽しみにしています。
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